前回のブログでの質問、
「灰汁巻き作りに使われる、鰹節に関係あるものは?」 の答えです。
それは、
↑ 木灰です。 (正解しましたか?)
鰹節の製造工程の中に 「焙乾」 という工程があるのですが、ナラ・カシ・クヌギなどの木を燃やした後に、木炭や灰が残ります。
その木灰が灰汁巻き作りに使われるのです。
先人の知恵には本当に驚かされますね。
その他にも、畑に撒いたり、陶芸の釉薬などに使われたりしているんですよ。
「鰹節作りに捨てるところはない」 と、よく言われます。
木灰をはじめ、鰹節の製造過程で出てくる、内臓、腹皮、骨、煮汁など全てが、また違った形に生まれ変わるのです。
そう、鰹節作りには全く捨てるところはないのです。
最近は、無駄をなくす「エコ」への取り組みが注目させていますが、捨てるところがない「鰹節」は、まさに昔ながらの「エコ」かもしれませんね?