続きまして、
特別講演 「東日本大震災とカツオ漁業」
(高瀬美和子氏 水産庁資源管理部漁業調整課 課長補佐)
東日本大震災により、三陸沖の多くの港が被災し、我が国の水産関係にも大きな被害が生じました。
カツオに関しては、カツオを漁獲するまき網船が被災した上に、カツオの主な水揚げ港である、気仙沼・石巻が壊滅的な被害を受け、これによりカツオの漁獲量(特に近海のまき網)は減少。
しかし、その後の早期復旧へ向けた努力により、6月28日には気仙沼港、8月24日には石巻港でカツオの水揚げが行われ、現在も生鮮カツオの出荷が行われています。
政府もマスタープランを作成、補正予算を組んで本格的な復興に向けて取り組んでいるとの報告でした。
また、原発事故に対する対応としては、
原発事故の放射性物質流出により、実際に複数の水産物から暫定規制値超える放射能物質が検出され、これを受けて、政府による出荷・摂取制限や県・漁業団体による操業自粛等が行われており、5月2日に水産物の放射性物質検査に関する基本方針 を示し、それに基づいて、定期的に 水産物の放射能物質調査結果 を公表しているとの報告でしたよ。
詳しくは水産庁のHPをご覧くださいね。↓
水産庁の東日本大震災に関する情報
なお、
弊社におきましても震災以降、鰹節の安全性に対するお問合せをいただいており、お取引先各位や消費者の皆様に安心して弊社製品・商品をご利用いただくために、徹底した情報公開、安心安全のものづくりに取り組んでいます。
福島原子力発電所の放射能流出事故に対する弊社の取り組みについて
鹿児島枕崎 伝承工房・鰹家