マルちゃんCM「荒節」

先日何気なくテレビを見ていると、
赤いキツネと緑のタヌキで有名なマルちゃん(東洋水産)のCMが流れてきました。
 「荒節届きました~」
榮倉奈々さんの声が響きます。
ところで、CM見て「荒節」ってわかるのかなぁ?という素朴な疑問を感じたので、ここは鰹家として「荒節」の説明をしなければ!!
ということで、今日は荒節の説明(復習)です。
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次のような鰹節の製造工程で出来上がるのが「荒節」ですよ。
「生切り」
  ↓
「かごたて」
  ↓
「煮熟」
  ↓
「骨抜き」
  ↓
「修繕」
  ↓
「焙乾」 → 荒節・割亀節

「焙乾」(薪を炊いて燻す)により出来上がった状態の鰹節を荒節といいます。
まだカビ付けは行われていないため、燻しの香りが強く、カツオの力強い味と香りが特徴です。
カビ付けが行われていないので「本枯節」ではありません。
詳しくは過去の記事を見てくださいね。
ちなみに、マルちゃんの荒節は焼津で製造されているとのことです。
豆知識でした。
鹿児島枕崎 伝承工房・鰹家

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