本枯節を自分で削る。その前に(2)

平らな面が出来ているのに粉にしかならない!!という場合に考えられる問題点の、
その① 本枯節の問題
やはり本枯節の品質が良くなくては上手に削ることはできません。
鮮度が悪いカツオや油分が多いカツオで作った本枯節の場合、スキ(亀裂や隙間)が多くなったり、身が崩れやすくなり、削った際に粉になる場合があります。
本枯節を購入する際はお店の方などにいろいろ聞いてみてはいかがでしょうか?
もちろん伝承工房・鰹家では品質の良いものだけを厳選しております。万一、品質に問題があった場合は真摯に対応させていただきますのでご安心下さい。
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その②  削り器の問題
大工さんのカンナと同じように、削り器のカンナも状態が良くないと上手に削ることはできません。
特に数年も使用されていない古いカンナでしたら、一度刃の研磨をおススメいたします。
(購入されたばかりでしたら問題はないと思われます)
次に刃の出具合です。
カンナの台に対して刃が平行に出ていること。また出具合も一般に、 新聞紙1枚程度、約0.1mm程 と言われています。これが意外と難しいのですが、削りながら節の滑り具合などで調整してみて下さい。
残すは ③削り方の問題 だけですね。
続きはまた。

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